中国はどこからサーモンを輸入しているのか―中国メディア

人民網日本語版    2020年6月20日(土) 22時10分

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2013年には中国のノルウェーサーモン輸入量が日本を上回り、その80-90%が生食されたという。写真はノルウェーサーモン。

アトランティックサーモンは日本で生で食べる食材になると、今度は中国市場の扉も開いた。2013年には中国のノルウェーサーモン輸入量が日本を上回り、その80~90%が生食されたという。新華社が伝えた。

現在、中国が毎年輸入するチルド(冷却)サーモンは約8万トンに上り、主な輸入先はチリ、ノルウェー、フェロー諸島、オーストラリア、カナダなどで、輸入量は年々増加している。

ノルウェー水産物審議会(NSC)が行った市場調査によると、19年第1-3四半期には、ノルウェー産生サーモンの対中輸出量増加率が92%に達し、この勢いに牽引されて、ノルウェー産のタラやサバなどの対中輸出も好調だったという。

また消費者の90%が、「シーフードを買うときは原産地が非常に重要」と答え、中国人消費者の44%が、「シーフードを買う時はノルウェー産を真っ先に選ぶ」とした。

税関の検疫担当者は、「一般的に、税関が輸入されたシーフードや肉類に対して行うのは通常の食品由来の細菌の検査だ」と述べた。

メディアの関連報道をみると、ここ数年、浙江省や山東省などで輸入サーモンが検査で不合格になるケースがあったという。ただ現時点では、このたび発見された新型コロナウイルスがサーモンからきたと証明できる証拠はまだ見つかっていない。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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