人民網日本語版 2020年6月22日(月) 19時40分
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中国は現在、卒業シーズンを迎えており、新型コロナウイルス流行を背景に、卒業生の多くは会うことさえままならないものの、各高等教育機関はさまざまなアイデアを出して、卒業生を見送っている。
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中国は現在、卒業シーズンを迎えており、新型コロナウイルス流行を背景に、卒業生の多くは会うことさえままならないものの、各高等教育機関はさまざまなアイデアを出して、卒業生を見送っている。人民網が報じた。
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【最も感動的】思わず感動に涙するライトアップ
6月15日、上海財経大学は卒業生に捧げるライトアップを企画した。ライトアップはボランティアが分電盤を操作して実現。宿舎棟の窓に明かりが灯され、さまざまなメッセージや絵が浮かび上がり、ライブ配信で観賞した卒業生たちは思い出に浸った。
【最も心がこもっている】四川大学のオリジナル木製ハンコ
四川大学材料科学・工程学院は修士課程と博士課程の卒業生375人のために、オリジナルの木製「卒業ハンコ」を卒業記念品として贈呈した。
学生各人の氏名が刻まれたハンコの側面には、四川大学の校章、校名、「2020年度材料学院卒業記念」の文字などが刻まれているほか、校訓である「海百川を納る、容る有りて乃ち大なり」の文字が刻まれている。指導員の余鵬飛さんは、「ハンコは、学科、クラスごとに分けられ、各クラスの委員長が受け取って、学生たちに配布した。学校に戻ることができない卒業生には、郵送する計画だ」と説明する。
同大学の学生によると、各学院が卒業生のために、さまざまな卒業記念品を準備しているのだという。
【最も意義がある】卒業生自作のチップ埋め込こんだキーホルダー
電子科技大学示範性微電子学院は、卒業生一人ひとりに、2.8ミリ×2.8ミリのチップが埋め込まれたキーホルダーを卒業記念品として贈呈。埋め込まれているのは卒業生たちが実験の授業で作ったチップだ。同学院の張万里院長は、「卒業生の汗と努力の証であるチップを使った卒業記念品を贈りたいと思った」と説明する。
【最もクリエイティブ】食堂で卒業記念セット注文するともれなく「金の茶碗」を贈呈
四川農業大学後方勤務処は、卒業生のために、卒業記念のセットメニュー2種類を準備した。Aセットは、大志を実現してほしいという思いを込めた「干鍋兎(ウサギ肉のピリ辛煮)」+魚香茄子(なすとひき肉の炒めもの)のセットで、Bセットは比類のなき人材になってほしいという思いが込められた、茄汁菠蘿魚(魚とパイナップルのケチャップ炒め)+蒜泥■豆(茹でインゲンのニンニクソース添え、■は豆へんに工)だ。同大学の成雅キャンパスの食堂でこのセットを注文すると、記念の「金の茶碗」(中国では、『茶碗』は仕事という意味もあるため、金の茶碗には、衣食に困らない安定した仕事が一生あるようにという思いが込められている)がもれなくもらえる。
【最も高価】純銀の指輪で卒業生を見守る思い示す
江漢大学設計学院は、今年度の卒業生に贈呈する卒業記念品に純銀の指輪を準備した。
この指輪は、同学院の視覚伝達設計学科の教師・魏坤さんが筆頭となってデザインし、数回の修正を経て完成した。その形は、新型コロナウイルス流行を象徴する「マスク」をモチーフにしており、卒業後、「マスク」の中国語の発音にかけて、今後も卒業生たちを見守っていくという思いが込められている。また、卒業生たちに今後も自分を大切にして過ごしてほしいという思いも込められている。
指輪には、「与善仁、行大愛(親切で愛のある行い)」という文字が刻まれており、新型コロナウイルス流行を経験した学生や教師は、「互いに見守り助け合い、困難を切り抜ける」ために、実際の行動で、思いやりを示さなければならないという思いが込められている。表には「我愛武漢(アイラブ武漢)」の文字が、裏には「江漢大学設計学院」の文字が刻まれている。(編集KN)
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