フライメディア 2020年6月24日(水) 22時20分
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6月21日はアジア各地で起きた部分日蝕や金環日食のニュースで持ち切りであった。台湾では嘉義縣を始め南部の各地で金環日食を観測する事ができた。
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コロナによる海外渡航の制限で沢山の日本人の方々が今回の日食ツアーをキャンセルしているという事で、今回筆者が少しでも役に立てないかと嘉義を訪れ撮影を試みた。
台北から新幹線に乗り嘉義へ向かったのだが、これから嘉義旅行を計画している人にはぜひ火車(台湾鉄道)で向かう事をおすすめしたい。なぜなら新幹線の嘉義駅から鉄道駅のある市街地エリアまでは車で40分程の距離、新幹線駅から無料のバスが出ているが、時間の手間を考えるとかなり面倒なことになる。今回も火車で嘉義へ行きたかったのだが、既に日食効果でチケットは売り切れていた。
日食が始まるのは午後2時であったが、その30分前には既に場所取りをしている人々が暑さの中スタンバイをしていた。台北から新幹線で嘉義を訪れ、日食撮影後はどこにも寄らずに台北に戻る、というコースの人々がここで待機していた。
観光も楽しみたかった筆者はバスの大行列を待てずにタクシーで市街地へ向かった。(タクシーでは40分400元ほど)
駅前広場以外にも公園など各地の広場に人々が集まり、イベントが開催されていた所もあった。いずれにせよ海外からの観光客はゼロで台湾在住の外国人の姿をたまに見るくらいであった。
太陽が欠けるにつれて暑かった空気が徐々に徐々に涼しくなり、暗くなってきたのがとても神秘的であった。ただあまりにもあっという間なのと、大歓声、興奮状態で集中できず、できればこの状況をスローにしてもう一度体験したかった。
金環日食を観測した後は駅へ向かう台湾人でどこも大混雑状態、レストランには大行列、新幹線駅に向かう無料バスは長蛇の列ができていた。1時間以上行列に並び、大渋滞の道を通りようやく新幹線駅へたどり着いた。地元の人曰くここまでの渋滞はこんな田舎では旧正月くらいだ、とのこと。
今後台湾で金環日食が見られるのは195年後、なんとも不思議な天体ショーを体験した1日だった。(提供/フライメディア)
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