韓国礼賛番組、実は「誤訳」だったと判明=韓国ネットが激怒「国民をばかにしている」

Record China    2021年4月10日(土) 12時20分

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9日、韓国・ソウル新聞は、韓国の人気バラエティー番組が外国人の人種差別的な発言に「自国礼賛的な字幕」をつけて放送し、物議を醸していると報じた。写真は韓国国旗。

2021年4月9日、韓国・ソウル新聞は、韓国の人気バラエティー番組が外国人の人種差別的な発言に「自国礼賛的な字幕」をつけて放送し、物議を醸していると報じた。

記事によると、tvNのバラエティー番組「ユン食堂2」は2018年1月から3月までスペインで撮影された。女優のユン・ヨジョンや俳優のパク・ソジュン、イ・ソジンらが海外で韓国料理店を営み、現地の人たちに韓国料理を広めるという内容で、高い視聴率を記録したという。

ところが最近、ドイツ在住のある学生が視聴者掲示板で同番組の字幕の誤訳を指摘した。学生によると、あるドイツ人女性の「この人たちはホットケーキを作るのが下手」との発言には「このパンケーキは本当によくできている」との字幕がついていた。さらに、あるオーストリア人男性がパク・ソジュンとイ・ソジンに向けて「同性愛者の韓国人男性が2人いる」と人種差別的発言をしたが、字幕では「イケメンの韓国人男性がいる」となっていたという。

学生は「登場回数の少ないドイツ語でもこんなに多くの誤訳があるのだから他の翻訳も疑わしい。差別主義的発言まで肯定的な意味に解釈するのは視聴者に良い印象を与えるためなのか、本当に翻訳が下手なのか、その意図が分からない」と指摘し、「過度な自国礼賛に酔って差別を黙認し、うその字幕で視聴者をだましている」と主張したという。

こうした指摘を受け、番組側は当該映像をYouTubeチャンネルから削除したという。

記事は「世界では現在、新型コロナウイルスの流行をきっかけにアジア系に対する憎悪犯罪が相次いで発生している」とし、「言語には情緒が含まれているため、外国人が出演する番組は責任感を持って翻訳しなければならない」と指摘。また「西洋人の日常に潜む差別的行動を問題視せず、良い言葉として受け入れようとすればするほど、彼らの間違った行動が正当化されてしまう」と懸念を伝えている。

これに韓国のネットユーザーからは「韓国国民をばかにしている」「政治もバラエティー番組もうそばかり」「自国礼賛番組を見た後に米国で暴行被害に遭う韓国人のニュースを見ると本当にあきれてしまう」「西洋人に認められたい、注目されたい病だ」「現実を認めず、称賛だけを聞こうとする国民の心理をうまく利用した番組」「外国に行ってお金を使い、こんなものを撮ってくるのはどうかやめてほしい」など番組への批判的な声が続出している。(翻訳・編集/堂本

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