村人がバスの運行を妨害!交通事故の入院費を支払うよう要求―福建省福州市

Record China    2007年5月22日(火) 12時54分

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2007年5月21日午前、福建省福州市で、村民がバスの運行を妨害する事件が発生した。警察が出動したが、興奮した村民がパトカーのサイドガラスを破壊するなど現地は騒乱状態となった。警察は村人らを一時拘束した。

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2007年5月21日午前、福建省福州市ミン候県上街村で、村民がバスの運行を妨害する事件が発生した。警察が駆けつけたが、興奮した村民がパトカーのサイドガラスを破壊するなど現地は騒乱状態となった。警察は村人らを一時拘束した。事件発生から約1時間半後、バスの運行は正常に復帰した。

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乗客らによると、21日午前10時頃、上街村の村民が道路を塞ぎ、バスの運行を妨げたという。ある者はワイパーにつかまり、別の者は道路に寝そべり、さらにスクーターをバスの前に止めるなど、あの手この手でバスの行く手を塞いだ。同じ会社のバス5台が立ち往生となった。***

バス会社によると、事件の原因は13日に発生した交通事故にさかのぼるという。会社のバスと自転車に乗った村民・曽(ツォン)さんが衝突事故を起こした。曽さんは1週間経った現在でも意識不明の重体。現在、警察では道路のブレーキ痕の鑑定・分析が進行中で、結果が出次第、事故の責任所在を伝えるという。警察による事故の報告が出ていない以上、賠償金は支払えない。しかしバス会社は人命を重視し、先に8000元(約12万円)の医療費を支払うことを決定し、21日中にも支払う予定だったという。しかし村民らはバス会社側が金の支払いを渋っていると誤解し、今回の運行妨害に及んだ。以上がバス会社側の主張となる。

事故から1週間も経過したにも係わらず、入院費すら支払われていないなどバス会社の主張には疑問が多い。警察の対応も村民の不満解決につながるものではない。バス会社が真摯な対応で問題を解決しなければ、同様の事件が再度発生することが予想される。(翻訳/編集・KT)

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