「日本のこの地で400人の中国人が犠牲に」=日本人は慰霊式でこう述べた―中国メディア

Record China    2020年7月2日(木) 15時20分

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1日、中国メディアの海外網は、「400人の中国人労働者が日本のこの地で犠牲に、75年後、日本人は慰霊式でこう述べた」と題する記事を掲載。花岡事件の殉難者慰霊式について伝えた。

2020年7月1日、中国メディアの海外網は、「400人の中国人労働者が日本のこの地で犠牲に、75年後、日本人は慰霊式でこう述べた」と題する記事を掲載。花岡事件の殉難者慰霊式について伝えた。

記事は、花岡事件について「今から75年前、日本による侵略戦争期間中に秋田県花岡町(当時)へ強制連行された中国人労働者が、非人道的な虐待に耐えかねて蜂起し、その後鎮圧された」と紹介。400人以上が犠牲となったことを伝えた。

6月30日に大舘市で花岡事件の慰霊式が行われた。新型コロナウイルスの影響で例年よりも規模を縮小した。中国の遺族は出席しなかったが、「歴史の悲劇を繰り返してはならない。来年はここを訪れて追悼する」「戦争に反対し、平和を求めることが日中の両国民の願い」との追悼文を寄せたという。

慰霊式では、犠牲者への黙とうがささげられた後、大館市の福原淳嗣市長が「不幸な歴史を風化させることなく後世に語り継いでいく」と言及。記事はこのほか「いかなる状況においても、人の自由を奪い、尊厳を傷つけることはすべて残酷な行為であり、許されるものではない」との考えを述べたとも伝えた。

福原市長は式の開催について「慰霊式を始めた先人に対する敬意だと思っている。語り継ぐことが日中友好の懸け橋、絆、友好の礎となっていることを実感している」と語った。記事は「参列者は犠牲者の冥福を祈ると同時に平和を永遠に保つことを誓った」と伝えている。(翻訳・編集/山中)

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