Record China 2020年7月2日(木) 17時20分
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1日、仏RFIの中国語版サイトは、武漢金凰珠宝が、多くの金融機関から偽の金の延べ棒を担保に160億元の融資を受けていたと伝えた。撮影:PublicDomainPictures
2020年7月1日、仏RFIの中国語版サイトは、米ナスダック上場の中国の宝飾品メーカー・武漢金凰珠宝が、多くの金融機関から偽の金の延べ棒を担保に160億元(約2433億円)の融資を受けていたと伝えた。
記事は、「武漢金凰珠宝は経営が悪化しており、多くの融資計画が早期に期限切れになると発表されていた」と紹介。6億元(約91億円)の信託計画の期限1カ月前となる5月16日、民生信託は武漢金凰珠宝の担保物に対する検査を要求し、調べたところ担保の金の延べ棒は金メッキ処理された合金だったことが分かった。
「検査結果が出る前日、武漢金凰珠宝の賈志宏(ジャー・ジーホン)会長は、検査を止めるよう強く求めていたが、明確に拒否されていた」と記事は伝えた。
記事によると、武漢金凰珠宝の融資獲得方法は、「金融機関に対して99.9%以上の純度の金を担保にし、中国人民財産保険・湖北支店が金の鑑定を行い、品質保証をした上で融資を受けていた」という。
報道によると、金融機関からの融資は200億元(約3040億円)、まだ期限を迎えていない融資が160億元で、対応する金の担保は83.03トンになると記事は伝えた。関係する金融機関は、民生信託や長安信託など15の金融機関に及び、このうち民生信託の融資額が最大で40億元(約608億円)だという。
記事は、2019年の中国の金の生産量は380.23トンで、中国の3大生産業者の1つである紫金鉱業集団の年間生産量は約40トンであり、武漢金凰珠宝が担保としていた“金”はこの倍に当たると指摘している。(翻訳・編集/山中)
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