Record China 2020年7月4日(土) 21時0分
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1日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、TikTokや微信の禁止令に対するインド国民の意見について紹介する記事を掲載した。撮影:Kon Karampelas。
2020年7月1日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、TikTok(ティックトック)や微信(ウィーチャット)の禁止令に対するインド国民の意見について紹介する記事を掲載した。
記事は、最近インド政府が国家の安全やプライバシーを考慮するとの理由でTikTokや微信を含む中国のアプリ59種類を使用禁止にしたことについて、インドのアナリストからは、「中国に対する平和的な対抗手段」と見なされていると紹介。匿名の弁護士は「インドは軍事的に中国に対抗できないため、商業ソフトパワーによって中国に代価を払わせようとしている」と述べている。
その上で記事は、インドではTikTokや微信のユーザーが数百万人いて、UCブラウザはChromeに代わるブラウザとして人気が高かったと指摘。また、中国の小米(シャオミ)は今年第1四半期、インドのスマートフォン市場で30%を占めたと伝えた。
しかし、西ベンガル州に住むAliva Chatterjeeさんは、インドが中国のアプリを禁止したことについて「別に驚いてはいない」という。「主にTikTokを使っていたが、今は簡単にInShotのような別のアプリが使える」と述べている。そして、「Shein(ショッピングアプリ)が禁止になったらインドのアプリが引き継げばいい。これはインド経済成長の助けになる」と楽観的な見方をしている。
別のユーザーも「私たちにはもうTikTokはいらない。さよならTikTok」とインスタグラムに投稿したと記事は紹介。TikTokを支持する人は「売国」とのレッテルが貼られているという。
グジャラート州に住むSalman KhanさんにとってTikTokは、有名になるための手段だったという。TikTokによってSNS上で有名になったが、インスタグラム上で別のユーザーから「有名になるためにこの国の反逆者になるのか?」と尋ねられたという。
さらに、Avishek Ghoshalさんはドイチェ・ヴェレに対し、「TikTokが消えてからいい感じだ。TikTokで制作される動画には実際的な価値が何もない。政府には徹底的にこのアプリを禁止してもらいたい。今でもダウンロードできるアプリストアがあるからだ」と話したという。(翻訳・編集/山中)
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