帰省ラッシュや鶏料理、旧正月に鳥インフルエンザ拡大の恐れ―中国

Record China    2014年1月17日(金) 1時51分

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15日、旧正月の帰省ラッシュにより、鳥インフルエンザの流行拡大の懸念が高まっている。写真は中国の養鶏場。

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2014年1月15日、香港の中国評論新聞網によると、旧正月(春節)に伴う帰省ラッシュが16日から始まる中、ヒトへの感染が報告されているH7N9型鳥インフルエンザへの懸念が高まっている。ある専門家は帰省ラッシュにより流動性が高まることで感染予防が難しくなると指摘している。

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新華社によると、2013年3月に世界で初めてH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染が報告されて以来、中国ではすでに約150例の感染が報告されている。ウイルスは夏に入って一旦落ち着いたものの、秋から冬にかけて気温の低下とともに感染が急増している。中国各地の衛生部門の統計では、2014年に入ってからは全国で感染が約20例報告されている。

都市部へ出稼ぎに出ている人々も旧正月には故郷に戻って過ごすことが多く、例年大規模な帰省ラッシュとなっており、これまで感染が報告されていない地域にもウイルスが運ばれてしまう危険性があると専門家は指摘。また、中国では「鶏」は「吉」と同じく「ジー」と読み、縁起が良いとされ、1000年以上前から旧正月が近づくと鶏や鴨を絞めて食べる習慣があるが、こうした習慣もウイルスの拡大につながる恐れがあるという。(翻訳・編集/岡田)

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