中国のパスポートでは貧しい国にしか行けない!?外交部が回答―中国

Record China    2014年1月17日(金) 6時10分

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15日、国外に出国した中国人の数は昨年、延べ約1億人に達し、中国外交部が調整を図ったり、海外の大使館や領事館に保護を要請した問題も4万件を超えた。写真は中国のパスポート。

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2014年1月15日、国外に出国した中国人の数は昨年、延べ約1億人に達し、中国外交部が調整を図ったり、海外の大使館や領事館に保護を要請した問題も4万件を超えた。そして今、多くの人が海外旅行に向かう春節(旧正月、今年は1月31日)を間近に控えている。北京青年報が伝えた。

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中国のネット上では、中国のパスポートではビザなしで滞在できる国が少なく、あったとしても貧しかったり、国内情勢が混乱している国ばかりだという不満をよく目にする。

その原因について中国外交部領事司の黄屏(ホアン・ピン)司長は、「中国はこれまで長期にわたって、人口が多く、経済発展も遅れていた。旅行やビジネスで海外に行く中国人は比較的少なく、不法移民という問題も少なからず存在していた。そのため、色眼鏡で中国人を見て、あまり歓迎しない国も多く、中国人向けのビザ政策は『危険防止』、『抑制』を主にしていた。提出しなければならない資料は多く、審査が厳しく、手続きも面倒。普通のパスポートを所持しているだけで、かなり多くの国にビザなしで入国できる国と比べると、中国人の出国は確かに不便だ。しかし近年、中国が急速な発展を遂げるにつれ、旅行や留学、ビジネスのために海外に行く中国人が増加し、渡航先国の関連の産業の発展に大きく貢献するようになった。そのため、中国人に対する見方を変え、歓迎する国も増加している。ただ、長年の間に形成されたビザ関連の政策は、移民関連の機構や税関など多くの機関が関係し、時には法律を変える必要さえ生じるため、時間が必要。一夜で全てを変えることはできない」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

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