Record China 2020年7月7日(火) 8時0分
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6日、韓国・ノーカットニュースによると、韓国の現代自動車は同日、「水素で走る燃料電池トラックの量産体制を構築した」と発表。トラックはスイスに向けて初輸出された。写真はスイス(撮影:H. Emre )。
2020年7月6日、韓国・ノーカットニュースによると、韓国の現代自動車は同日、「水素で走る燃料電池トラックの量産体制を構築した」と発表した。生産したトラック10台がこの日、韓国南西部・光陽(クァンヤン)市の港から、スイスに向けて初めて輸出された。
トラックには2つの水素燃料電池で構成された、190キロワット級の水素燃料電池システムを搭載。1回の充電で約400キロの走行が可能という。
同社の関係者は「今回のスイスに向けた輸出は、当社にとって西欧の大型商用車市場への初参入であると同時に、水素燃料商用車市場において、主要競合他社よりも一歩先に土台を築く意味がある」と述べた。
市場調査会社「マーケッツアンドマーケッツ」は、スイスの水素燃料自動車市場が2019年の25台から28年には1万1500台規模に拡大すると予想している。同社は今年末までに40台を追加で輸出し、2025年までには計1600台を供給する予定。また、今後、ドイツやオランダ、オーストリア、ノルウェ―など、販売先を欧州全域に拡大する。さらに北米商用車市場に参入する計画もあるという。
今回の開発には、政府も906億ウォン(約80億2700万円)を投入し、水素燃料電池など部品開発や性能向上を支援してきた。政府は韓国企業が世界の水素燃料自動車市場で優位に立てるよう、今年から5年間で約1000億ウォン(約88億6000万円)を新たに投入する方針だという。
このニュースに、韓国のネットユーザーからは、「燃料電池自動車は現代自動車がグローバル市場で生きる道」「21世紀は燃料電池自動車が主流だ。一歩先を行こう」などと、現代自動車の海外戦略を応援するコメントが寄せられている。
また、「400キロ走行では短い。700キロは走行できるようにすべきでは?」とさらなる性能向上に期待する声も。
その他、「韓国内でも燃料電池自動車を普及させよう」「人類の未来は水素社会の実現度によって変わってくるだろう」といった声も上がっている。(翻訳・編集/関)
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