中国核兵器製造工場が初公開―青海省海北チベット族自治州

Record China    2007年5月23日(水) 8時35分

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2007年5月21日、中国の核兵器開発基地の秘密地下指揮センターが先月4月28日に公開された。中国の核開発をを支えてきたこの地は「原子城」の名で呼ばれている。

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2007年5月21日、青海省海北チベット族自治州西海鎮の「原子城」を取材した。

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この「原子城」、もとは中国第1の核兵器研究開発基地であった国営221工場の地下指揮センターであり、場所は旧青海省鉱区郵電局院内の地下9.3mに位置する。今から11年前、国営221工場が撤退し海北チベット族自治州政府に建物を明け渡した際、この地下指揮センター入り口はコンクリートで塗り固められていたという。昨年2006年に偶然、その入り口が発見され、今回の公開となった。***

海北州旅遊局のガイドによると、地下指揮センター内の設備はそっくりそのまま残っていたという。今でも部屋の電気はつくし、1965年製と書かれた「中央・国防・首長」などの表示付きの電話交換台も自家発電機も使用可能だった。入り口から地下2階へ降りると、水も毒ガスも通さない3トン以上はあるという分厚い鋼鉄のドアがある。その向こうにはいくつもの部屋があり、当時のままに保管されている。

海北チベット族自治州旅遊局は、将来「原子城」が自治州の観光業に大きく貢献するだろうと期待している。(翻訳/編集本郷智子)

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