マンションのエレベーターが突然有料化!その理由は…―中国

Record China    2020年7月10日(金) 15時20分

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8日、新浪新聞の微博アカウント・頭条新聞は、山東省のマンションにあるエレベーターが突然「有料化」して、物議を醸していると報じた。

2020年7月8日、新浪新聞の微博アカウント・頭条新聞によると、山東省のマンションにあるエレベーターが突然「有料化」して、物議を醸している。

近ごろ同省済南市にあるマンションが突然エレベーターの利用料金を徴収し始めた。料金は「30元(約450円)で600回使用可能」となっており、利用者は10元(150円)支払って専用のプリペイドカードを作り、利用のたびにエレベーター内のリーダーにカードをかざす必要があるという。

この突然の措置について、マンション管理業者の関係者は「子どもがエレベーターでいたずらしたり、赤字になっている電気代を補填(ほてん)するため」と説明。一方、住民からは疑問や不満のほか「使い方が分からないお年寄りが子どもが閉じ込められてしまったらどうするのか」といった懸念の声も出ている。

報道によると、現地の行政当局は、住民による討論を経ず一方的にエレベーターの使用料を徴収するのは不適切だとして、管理業者に料金徴収の停止を命じたという。

この記事について、中国のネットユーザーからは「お金のためならクレイジーなことでも思いつくんだな」「なんという悪徳な管理会社」「今の不動産管理会社はあまりにもやりたい放題」「なんだか笑ってしまう」といった批判的なコメントが寄せられる一方で、「いった何が問題なのか?」「いいではないか。大した額ではないし、安全が確保できるのであればね」「うちのマンションにもあるよ。もっと安いけれど、こうすることで変な人がむやみやたらにマンションに来るのを防げる」など、業者の措置に理解を示す感想も見られた。

また、「住民は管理費を払っているのだろうから、こういうやり方は間違っている」「管理費が安すぎるのではないか」など、実際にエレベーターの運用費用が不足しているのであれば管理費に上乗せして徴収すべきだとの見方を示すユーザーが多かった。(翻訳・編集/川尻

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