フライメディア 2020年7月10日(金) 16時20分
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今回は高雄にて70年の歴史をもつと言われている六合夜市の現在についてレポートしよう。
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コロナがすっかり収束ムードになったと思われていた台湾、帰国した日本人女性が(弱)陽性であった事から、人々はまだ油断は許されないという事を悟り始めている。また世界各国から検査数の少なさを指摘されている事で、収束宣言の日が少し遠のいたように感じられる。
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日本でも「台湾ロス」という言葉がSNS上で流行っているようだが、台湾の観光地、飲食業界の人々も海外からの観光客をまだかまだかと待ちわびている。
海外観光客がほぼゼロになることで、台湾における観光業は大きな打撃を受けている。特にそれが如実に現れているのがホテル業やマッサージ店などだ。そしてもうひとつ忘れてはならないのが「夜市」だ。
台湾の食文化の代表とも言えるナイトマーケット「夜市」はコロナ前には世界各国の観光客でどこも非常に賑わっていた。しかしコロナが発生して以来、密集を恐れて地元の台湾人ですら寄り付かなくなってしまい、各地の夜市で閑古鳥が鳴いている。今回は高雄にて70年の歴史をもつと言われている六合夜市の現在についてレポートしよう。
台北の士林夜市と並ぶほどの人気の夜市であったが、現在はコロナの影響をもろに受け、週末であってもかなり空いている状態だ。
コロナ前の週末は歩くのも大変な程の賑わいであった。今現在は「コロナがピークの以前よりまだ良い方」と言える状況だが、撤収している店も多く、空洞が目立っていた。
高雄政府は高雄の夜市などで使用できる復興券を発券し、今後の経済発展に務めている。
夜市で働く人々曰く六合夜市をはじめ、年々台湾の伝統的な夜市の本来の姿が消えつつあるそうだ。老舗の屋台が姿を消し、どの夜市にもあるようなチェーン店や、いかにも海外観光客に向けた土産店などが並ぶようになった、そして営業時間も全盛期には夜の4 時まで賑わったそうだが、今現在は12時には殆どの店が撤収しているそうだ。更に今回のコロナという大打撃に襲われたことで、完全に店を閉店させてしまう屋台も増えているそうだ。
コロナが収束し、海外旅行が解禁になった際にはぜひ台湾各地の夜市へ立ち寄って、地元のグルメをぜひ堪能してほしい。(提供/フライメディア)
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