中国から導入のアジアゴイ、各地河川で猛威振るう=五大湖の生態系は“陥落”寸前!―米国

Record China    2014年1月21日(火) 7時47分

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18日、央視網は記事「米国、アジアゴイ封じ込めに180億ドルを投資」を掲載した。外来魚として猛威を振るうアジアゴイ、このままでは五大湖の生態系が危ういと米政府は巨費を投じた対策を決定したという。資料写真。

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2014年1月18日、央視網は記事「米国、アジアゴイ封じ込めに180億ドルを投資」を掲載した。

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米国は1970年代に中国のアジアゴイを導入した。アジアゴイとはコクレンやハクレンなど中国産のコイ科の魚の総称。食欲旺盛で繁殖力が強いアジアゴイは浮遊植物を食べてくれ、水質改善に役立つと考えられていた。

しかしアジアゴイの生命力は想像を絶するもの。またたく間にその数を増やしていき、在来魚を脅かす危険な外来魚として定着してしまった。一部河川では魚の90%がアジアゴイになってしまった事例もある。

これまでもアジアゴイ退治が試みられてきたが、一筋縄ではいかないのが現状。2009年にはミシガン湖付近の河川に毒薬を散布したこともあったが、死んだ魚は在来魚ばかり。生命力の強いアジアゴイはぴんぴんしていた。

今、問題視されているのはアジアゴイが繁殖するミシシッピー川から五大湖に進入することだ。これを差し止めるため米国政府は180億ドル(約1兆8800億円)を投じて堤防を建設する計画だという。もっとも工期は25年と長く、専門家からは完成前に五大湖は陥落するだろうとの悲観的な意見もある。

中国人ネットユーザーからは巨費を投じて堤防を作らなくても、中華レストランを作ればすぐに食べ尽くすのにとからかう声も上がっていた。(翻訳・編集/KT)

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