Record China 2020年7月11日(土) 15時40分
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10日、北京日報は、カザフスタンで「新型コロナウイルスを超える致死率を持つ謎の肺炎」が流行しているとの報道に対し、中国の専門家が「新型コロナの可能性が高い」との認識を示したと報じた。
2020年7月10日、北京日報は、カザフスタンで「新型コロナウイルスを超える致死率を持つ謎の肺炎」が流行しているとの報道に対し、中国の専門家が「新型コロナの可能性が高い」との認識を示したと報じた。
記事は、10日に放送された中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組の中で、近ごろ中国メディアによって報じられた「カザフスタン各地で原因不明の肺炎が発生している」との情報について、中国疾病コントロールセンター流行病学首席専門家の呉尊友(ウー・ズンヨウ)氏が解説したことを伝えた。
呉氏は、新たな呼吸器系の伝染病が夏の時期に発生する可能性は低く、新型コロナもSARSも冬に発生したものであること、世界的に新型肺炎が大流行する中でカザフスタンも大きな影響を受けており、新型コロナによる疾病患者と死者の増加が自国の統計に少なからぬ影響を与えていること、そして死亡率の水準や現地の医療能力、検査能力を総合的に考えると、「私個人としては、新型コロナによる肺炎の可能性が高いと考えている」と語った。
呉氏はまた、現地において風邪を含む疾病の患者が増えていることで、医療資源や診断能力がひっ迫し、速やかに診療を行い診断が下せなくなっている可能性も否定できないとの見方も示している。(翻訳・編集/川尻)
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