豚肉の値上げに卵が相次ぎ高騰、備蓄肉の放出の可能性も―中国商務部

Record China    2007年5月23日(水) 14時13分

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2007年5月22日、中国全土で豚肉や卵の価格が高騰していることをうけ、商務部の担当者は国家が備蓄している豚肉を放出する可能性もでてきた、と述べた。

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2007年5月22日、中国全土で豚肉や卵の価格が高騰していることをうけ、商務部の担当者は国家が備蓄している豚肉を放出する可能性もでてきた、と述べた。

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中国全土で豚肉や卵の価格が急上昇していることを受け、2007年5月22日、商務部市場監測処の李処長は「5月の20日間で36都市の豚肉の平均卸値がキロ当たり29元(約435円)に上昇した。これは昨年同期より8.8元(約132円)高い。値上がりしているものの、市場の需要はほぼ満たしている」とコメントした。しかし、同部の別の担当者は「これ以上の上昇を抑えるために、場合によっては国家が備蓄している豚肉を放出する可能性も出てきた」と述べた。***

上海広州、済南、南京などで豚肉の価格はすでに史上最高値を更新している。青島ではわずか半月前にキロ30元(約450円)だったものが今では42元(約630円)。豚肉の値上げに引きずられる形で他の肉類も相次ぎ値上げしている。卵も同様で、主要都市では3割以上高くなり、キロ7.3元(約219円)に達している。

価格上昇の背景には、昨年前半に豚肉の価格が値崩れしたため、生産者が生産を手控えたことに加えて、後半には豚の病気が蔓延し、品薄となったこと、また飼料の値上げによるコスト上昇が価格に反映したことがある。豚肉は中国人の胃袋を支える最も重要な食材のひとつ。値上げに悲鳴を上げる市民たちの間で備蓄肉の放出を望む声が高まっている。(翻訳編集・WF)

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