Record China 2014年1月20日(月) 13時32分
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20日、中国中央テレビによると、中国河北省石家荘市中級人民法院(地裁)は、2008年1月に発覚した中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、製品に殺虫剤を混入したとして危険物質投入罪に問われた呂月庭被告に無期懲役を言い渡した。写真は製造元の天洋食品。
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2014年1月20日、中国中央テレビによると、中国河北省石家荘市中級人民法院(地裁)は、2008年1月に発覚した中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、製品に殺虫剤を混入したとして危険物質投入罪に問われた製造元の「天洋食品」元臨時従業員、呂月庭(リュー・ユエティン)被告に無期懲役を言い渡した。騰訊新聞が伝えた。
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2008年に発覚した中国製冷凍ギョーザ中毒事件は日中両国に激震を走らせた。中国産食品への風評被害も広がり、日本では安全性に対する不信感が高まった。
事件は、2007年12月下旬から08年1月22日にかけて、天洋食品製の冷凍ギョーザを食べた千葉・兵庫両県の10人が中毒症状を訴えたことで発覚した。
中国政府は専門の調査チームを発足。10年3月16日、当局は、ギョーザに毒物を混入させた容疑で、天洋食品の元臨時従業員、呂月庭容疑者を拘束。4月2日に危険物質投入罪で逮捕した。
呂被告は93年4月から09年10月の16年半、天洋食品に勤務。給与・待遇への不満や同僚とのトラブルに対する恨みを晴らすため、勤務中に冷凍室に忍び込み、冷凍ギョーザ製品に注射器で有機リン系の殺虫剤・メタミドホスを混入させた。
事件が日本メディアで大々的に報じられたことで、中国産食品に対する信頼は大きな打撃を受けた。天洋食品は、商品の回収や密封保存のために500万元(当時約8000万円)以上の損失を被り、その後倒産。従業員1000人以上が職を失った。(翻訳・編集/NY)
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