Record China 2014年1月21日(火) 0時37分
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20日、華字紙・日本新華僑報はこのほど、「日本ではなぜ乞食を見かけることが少ないのか」と題する記事を掲載した。資料写真。
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2014年1月20日、華字紙・日本新華僑報はこのほど、「日本ではなぜ乞食を見かけることが少ないのか」と題する記事を掲載した。以下はその概要。
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統計によると、東京には2000人余りのホームレスが存在する。昨年夏、江戸川の橋の下でホームレスの「家」を見た。ここなら雨をしのげ、川の水で体を洗うこともできる。彼らの「家」は一般的にブルーシートで作られている。中にはベッドや炊飯器があり、どこからか拾ってきたであろう発電機まであった。
普段、彼らは駅のごみ箱や電車内から乗客が捨てた雑誌を拾う。夕刻になると、それらの雑誌を集め、駅の近くで露店を開く。警察も見て見ぬふりをしている。彼らのほとんどが、中年または老人だ。以前はホワイトカラー、もしくは個人経営店の社長だったかもしれない。さまざまな原因から、最後にはホームレス生活を選んだ。ある老人は、「1年間ホームレスとして過ごした人は2度と仕事をしたくなくなる。なぜなら目覚まし時計のない生活が幸せだから」と話す。
日本には貧しい人のために「生活保護」という制度があり、東京では毎月12万円ほどが受け取れるが、多くのホームレスは受け取りを拒んでいる。彼らは「自分の生計は自分で立てる」ことが人としての尊厳だと感じているからだ。
日本で、物乞いをする乞食を見ることはほとんどない。慶応大学社会学部の島田教授に「日本のホームレスは、なぜ物乞いをしないのですか?」と尋ねると、「第1に、日本人は極端なまでの羞恥心を持っており、たとえ餓死しても施しを請うことはない。第2に、労せずに物を手に入れる人は、日本では最も軽蔑されるから。第3に、日本の伝統的な武士道文化の中には、『武士は食わねど高楊枝』の理念があるから」と答えてくれた。(翻訳・編集/北田)
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