文大統領、新型コロナでまた「気の早い」発言?=韓国ネット「また災いが起こる」

Record China    2020年7月21日(火) 18時40分

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20日、韓国・国民日報は、文在寅大統領が「われわれはコロナに勝ちつつある」と述べたことを伝え、「また気の早い発言か」と指摘した。写真はソウルの地下鉄。

2020年7月20日、韓国・国民日報は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「われわれはコロナに勝ちつつある」と述べたことを伝え、「また気の早い発言か」と指摘した。

記事によると、文大統領はフェイスブックに「国内初の新型コロナウイルス感染者が発生してから今日で6カ月。国内の地域感染者数がついに4人に減った」とし、「国民を中心に、医療陣、防疫当局、自治体の献身的な努力があった。これまでのように政府を信じてもう少し頑張ろう。コロナとの戦いに必ずや勝利しよう」と書き込んだ。

韓国ではこの日、海外からの入国者の感染数が20人を超えたものの、国内地域では約2カ月ぶりに1桁に減り、全体的な感染者の規模は小さくなっている状況だという。ただし記事は「これまでのクラスターの火種は完全に消えていない」とし、「ソウル市内のある事務所で発生したクラスターは、近隣の京畿道から済州島まで広まっており、専門家らはいつどこで再び感染者が発生してもおかしくないと分析している」と伝えている。

文大統領は過去にも、韓国内の新型コロナウイルス感染をめぐり「状況がよくなっている」「新規感染の可能性が低くなった」と発言したが、そのたびに感染者が増えるという「怪奇現象が起きた」と記事は指摘している。そのため「たとえ国民の不安を軽減し経済活力回復のための発言だとしても、政府レベルでの立場表明には慎重を期すべきではないかという指摘が出ている」と伝えている。

これを受け、韓国のネット上では「本当に防疫に成功した国は韓国だ」と安堵(あんど)の声も見られるが、多くが「目と耳ふさいでるの?あちこちで感染出てるけど?」「勝ちつつある?まだ不安で外食もできない状況なのに」「まるで大統領が頑張ったからみたいな言い方だけど、国民がここまで耐えてきた成果。最近は我慢も限界になって少しずつ感染が増えてる」「また災いが起こるから口にチャックして」「油断しちゃ駄目」「しっかり監視していくべき」など「油断大敵」とくぎを刺すコメントとなっている。(翻訳・編集/松村)

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