希望に満ちた野原をクローズアップ

CRI online    2020年7月23日(木) 14時15分

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中国の北東部にある吉林省四平市梨樹県は全国最大の自然食品(国家健康安全食品基準の認証を得た食品)のトウモロコシの標準化生産基地です。習近平国家主席は22日ここを訪れ、食糧生産、栄養分が満ちた土地の保護と利用などの状況を視察しました。新型コロナウイルス感染症の発生以降、習主席は数...

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 中国の北東部にある吉林省四平市梨樹県は全国最大の自然食品(国家健康安全食品基準の認証を得た食品)のトウモロコシの標準化生産基地です。習近平国家主席は22日ここを訪れ、食糧生産、栄養分が満ちた土地の保護と利用などの状況を視察しました。新型コロナウイルス感染症の発生以降、習主席は数回にわたって、「リスクと課題に直面すればするほど、農業を安定化させ、食糧と重要な副食品の安全を確保しなければならない」と強調しています。

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 過去30年、不適時な保護、不合理な耕作によって、梨樹県の黒い土地(栄養分があるため、黒くなる)の厚さは40センチ近く少なくなりました。中国農業大学の李保国教授と関連の科学研究部門は調査し、「梨樹モデル」を確立しました。トウモロコシのわらで土を覆う無耕作栽培という農業技術を導入し、ますます薄くなる黒い土地に「布団」をかぶせることによって、黒い土地を回復させたのです。

 高緯度で、日照が強く、潤った気候に栄養分たっぷりの黒い土地を持っている梨樹県は独特な地理的位置によって、「黄金のトウモロコシ産地」とも呼ばれています。2017年、梨樹県には6万ヘクタールを上回る国家緑色食品原料(トウモロコシ)標準化生産基地が設置されました。219の村、8万3981世帯の農家が参与しています。この基地はわらのカバーの無耕作栽培技術を生かし、「生産基地+合作社+企業」の産業モデルで、今年の農民の収入は2500万元以上増加する見込みです。

農民の蘆偉さんが経営する合作社は2011年11月に発足。経営面積は690ヘクタール。

 農民の蘆偉さん(52)は自分の名前を冠した合作社を有しています。蘆さんは早くから、「ある程度の規模に達する経営は零細農家の問題を解決できるほか、農村部の労働力を効果的に利用できる」ということを認識しました。蘆さんの合作社は、最初は農家6世帯しかありませんでしたが、今では176世帯に増えました。このほか、合作社は機械化を進め、大型の農業機械54台を持っています。習主席は農業の機械化と規模化経営の状況を重点的に調査し、「規模経営によって農業の競争力を高め、農民の収入を増やす必要がある。農業の機械化とスマート化を大きく促進していくべきだ」と強調しました。

 中国は14億以上の人口を抱える大国として、食糧問題は一つ一つの家庭の日常生活に関連するほか、国家の長期にわたる安定にもつながります。吉林省は中国の食糧生産の重点地域で、2013年から7年連続で年間食糧生産量350億キロ以上をキープし、国家の食糧安全維持に重要な役割を果たしています。(提供/CRI

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