歴史の栄光から抜け出せない日本、幻ではなく現実を見よ―台湾メディア

Record China    2014年1月28日(火) 6時30分

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27日、台湾・中国時報は「日本の輝かしい時代はもはや“幻”だ」とする台湾人記者のコラムを掲載した。資料写真。

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2014年1月27日、台湾・中国時報は「日本の輝かしい時代はもはや“幻”だ」とする台湾人記者のコラムを掲載した。以下はその概要。

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1993年、私は石原慎太郎氏を取材した。石原氏の中国嫌いは本物だった。彼は私に「中国人は不動産売買が好きで、科学技術の発展なんて興味がない」と言った。石原氏は、中国は日本と競争などできるはずがないと思っていたのだろう。

石原氏は中国人を理解していない。彼の論点は主観的だ。かつて輝かしい歴史を築いてきた中国人の血に、イノベーションのDNAがないとでもいうのだろうか?もし、石原氏の視点が日本の愛国主義を代表するものであるなら、日本は本当に一歩一歩、没落の道を歩んでいる。

中国人は普段はのほほんとしているが、危機が迫った時の団結力と行動の素早さは日本人を上回る。中国人の競争意識と能力、現代科学技術の創造と文明的生活に対する渇望は、日本人に勝るとも劣らない。

石原氏のような日本人は日露戦争後を日本の最盛期と位置付け、その輝かしい時代を再現しなければならないと感じている。しかし、実際はこれは“幻”であり、日本は中国、ロシアに連勝し、韓国を飲み込んだものの、当時の中ロは没落王朝であり、韓国はさらに貧弱だった。中国とロシアが正常な力を取り戻し、韓国が台頭してくれば、それは日本が永遠に目にし続ける悪夢となるだろう。

石原氏は戦後の復興の中で育ち、日本経済の急速な成長を目の当たりにしてきたが、晩年は日本の衰退を見てきている。実際は、日本が衰退したのではなく、中国が追い付いてきたのだ。中国が国力を付ける過程で最初に衝突するのが日本であり、これは避けられないことである。

近年、中国は力を入れてカイロ宣言を記念している。当時、カイロ会議で未解決となっているのは、釣魚島尖閣諸島)と琉球の地位問題だ。中国の目的はまさにここにある。中国が国力を総動員して釣魚島奪還に動くのは時間の問題だ。これこそが、日本が見るべき“現実”なのである。(翻訳・編集/北田

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