日本がインドを「用心棒」に、「ならず者」の中国に対抗―インド紙

Record China    2014年1月29日(水) 5時40分

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27日、インド紙はこのほど、日本がインドに対して戦略関係の強化を求めているのは「インドを武士(用心棒)として、浪人(ならず者)の中国に対抗しようとしているためだ」と指摘した。写真はインド。

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2014年1月27日、環球時報によると、安倍晋三首相がインドを訪問し、日本の首相として初めて共和国記念日の行事に出席したが、中国社会科学院日本研究所の盧昊(ルー・ハオ)氏は26日、「経済と安全保障は日印関係の両輪ではあるが、日本にとっては後者がより重視したい存在だ」と指摘している。

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インドとの協力関係強化は日本の防衛政策に有益なだけでなく、米国に対して「日本は米国のアジア戦略に積極的な働きをする」ことの証しにもなるという。日本とインドの接触はきわめて頻繁になっており、安倍首相はこの1年でインドのシン首相と4回会談している。

インドのザ・ヒンドゥ紙は、これまで日本は重要な訪問に際して周到な準備をしたが、今回の安倍首相のインド訪問は24時間前まで伏せられてきたとの記事を掲載。安倍首相はニューデリーに到着して45分後にはムカルジー大統領と会談し、続けてシン首相と会談するなど、訪問中の日程も過密なものとなっており、日印関係の早期発展を望んでいなければ閲兵式にまで出席することは考えられないと指摘している。

ヒンドゥスタン・タイムズ紙は、日本がインドに対して戦略関係の強化を求めているのは「インドを武士(用心棒)として、浪人(ならず者)の中国に対抗しようとしているためだ」とする社説を掲載。どの国の指導者よりも安倍首相はインドとの関係を重視しているとし、大きくなりすぎた中国との利害関係に変化を加えようとしていると指摘している。

米国のアジア戦略がいまだ安定しない中、安倍首相は中国をけん制するパートナー国を求めている。また、中国に進出している日系企業の代替投資先としても、インドはその有力候補となっている。(翻訳・編集/岡田)

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