2014年1月30日、環球時報によると、韓国・朝鮮日報は、「韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が正式な場で身に着ける服や関連の品々はブランドやメーカーの存在が機密扱いにされている」と伝えた。

【その他の写真】

近日、朴大統領の服を制作しているメーカーに韓国メディアが取材を行ったが、責任者から「機密にあたる」として一切の情報公開を拒否された。

報道によると、今月21日、ダボス会議で開かれたパーティー「2014年韓国の夜」に出席した朴大統領は、紫色の蛇革製クラッチバッグを手にしていた。このバッグが今注目を集めている。韓国人記者によると、バッグは韓国のデザイナーと職人が数カ月かけ、朴大統領のために設計・制作した特注品。韓国の記者が同デザイナーと職人に取材を申し込んだところ、拒否されている。バッグ制作の関係者は、「報道されたら大変な事態だ。先方からは関連事項を絶対に漏えいするなと言われている」と語った。

2013年5月に朴大統領が米オバマ大統領と会談した際、青色のバッグを持っていた。同バッグは韓国の地下商店街に店を構えるメーカーが制作したものと伝えられ、韓国メディアがメーカーに取材したが、「何も話せない」と拒まれている。その後店主から電話があり、「絶対に報道するな、1文字もだ」とくぎを刺されたという。

朝鮮日報は、「朴大統領は自身のためにデザイン・制作を行った中小企業やデザイナーを公開すべきだ。そうすれば、内需をけん引し、中小企業の士気を高めることができるかもしれない」と指摘している。（翻訳・編集/内山）