中国人が団体競技で勝てない3つの原因とは?―中国メディア

Record China    2014年1月31日(金) 6時30分

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29日、深セン晩報は、「中国人はなぜ団体競技で勝てないのか?」と題する記事を掲載。3つの視点を紹介した。

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2014年1月29日、深セン晩報は、「中国人はなぜ団体競技で勝てないのか?」と題する記事を掲載。3つの視点を紹介した。以下はその概要。

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1.国家の支援

新華社の記者は団体競技衰退の原因を以下のように分析している。「1988年を境に、中国スポーツの趣旨と使命が金メダル獲得に設定された。その影響もあり、1988年のソウル五輪では5枚だった金メダルが、2008年の北京五輪では51枚になるという輝かしい成績を収めた。1988年以降、体育局は1人で多くの金メダルを獲得できる個人競技に大規模な投資を行い、大人数で参加するものの金メダル獲得の見込みが薄いスポーツは切り捨てられていった。特に顕著だったのは球技だ」

2.一人っ子政策

体壇周報の顔強(イエン・チアン)副社長は2009年にバレーボールの中国代表がタイ代表に敗れた際、以下のように述べている。「中国が団体競技で勝てないのは社会的な側面から言えば、一人っ子政策の影響でコミュニケーション能力が低下しているからだ。ネットが普及し、個人と個人が直接交流する機会も減った。このような時代背景において、『サッカー』『バスケットボール』『バレーボール』の3大球技は、彼らにとってコミュニケーション能力を養う素晴らしい場である」

3.精神の欠如

中国青年報は2008年の北京五輪で中国の団体競技が振るわなかった際、以下のように指摘している。「米国の学校では、団体競技は『団結精神』や『リーダーシップ』を養成するとされている。いつもは思い思いに過ごしていても、いざプレーするときになると力を発揮する。中国の団体競技はこのような精神に欠けている。これらの精神は、選手が自発的に持つものであり、命令が作り出す服従組織で生まれるものではない。『リーダーシップ』も同様で、仲間に心から付いていきたいと思わせるものだ」(翻訳・編集/北田

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