中国人投資家に大人気のシドニー、378室の1億円物件が4時間で完売―豪紙

Record China    2014年2月2日(日) 9時50分

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29日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、「中国人購入者がシドニーの不動産ブームを刺激」と題した記事を掲載し、中国人投資家によって高騰するシドニー不動産市場の状況を報じた。写真はシドニー。

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2014年1月29日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、「中国人購入者がシドニーの不動産ブームを刺激」と題した記事を掲載し、中国人投資家によって高騰するシドニー不動産市場の状況を紹介した。30日付で環球時報が伝えた。

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シドニー北部に位置するチャイナタウンの1つ、チャッツウッドにマンションを持つフォードさんは、今月開催されたオークションで自身のマンションに100万ドル(約1億円)以上の値が付き驚いている。さらに、オークションの参加者6人がすべて中国人投資家だったと聞き、「中国など海外からの投資家がオーストラリアの不動産価格を押し上げているが、売り手から見れば非常にうれしいこと」と話している。

オーストラリア在住の華僑や中国人投資家が、シドニー周辺地区の不動産価格の高騰に拍車をかけている。シドニー地区における昨年1年間の不動産価格の上昇幅は、オーストラリアの不動産市場全体の3倍に相当する27%にも達した。不動産アナリストは「中国人購入者が好むエリアの上昇幅が最も大きい。これほどの値上がりは2000年以降初めて」と語る。

また、オーストラリアの新築不動産販売市場における海外投資家の割合は、2011年にはわずか5%にすぎなかったが、昨年7〜9月は12.5%にも達した。シドニーのある不動産開発会社は「シドニー西郊外のマンション開発プロジェクトでは、着工前にもかかわらず85%が中国人投資家によって買われた」と語る。

また、業界関係者は「オーストラリアは米国に次いで2番目に中国人投資家に人気のある不動産投資目的地になっている」と分析する。中国人がオーストラリアで不動産を購入する場合、ほとんどが現金払いを選択している。現地の不動産購入者は市場から追い出されていると感じている。

昨年10月に1室約100万ドル(約1億円)の建築中マンションを購入としようとしたマンウェンさんは、現場を訪れたものの販売担当者がアジア系の購入予定者数十人に付きっきりで相手にしてもらえず、購入する気を失って帰った。その後、このマンションの378室は約4時間で完売し、購入者の4分の3が中国人だったことを知ったという。(翻訳・編集/HA)

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