静かに核大国への道を進む中国、「米国に対抗するには核武装しかない」―香港紙

Record China    2014年2月5日(水) 8時20分

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2日、中国は今後5年ほどで、英国やフランスを抜き、米国やロシアに続く世界3位の核大国になると香港紙は指摘する。写真は四川省の山地にある“816”地下核兵器工場。

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2014年2月2日、香港紙・太陽報は、中国が最近になって核武装に積極的な姿勢を示していると伝えた。以下はその概要。

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中国の核開発は静かに発展している。ロシア戦略技術分析センターの専門家は、ここ3〜4年は停滞期にあった中国の核開発が、現在、新段階に突入したと指摘する。以前の中国の核開発は核の脅威に対抗するための必要最小限な規模だったが、今では国家の重点目標になっている。中国の指導者は演説で「核の力」という言葉を頻繁に使い、最新版の中国国防白書の中からは「核兵器の先制使用をしない」という言葉が消えた。

北京の軍事専門家・喬良(チャオ・リャン)氏は、「ロシアを見習い、核武装で中国の安全を保障すべきだ」と主張し、米国は着々と中国に狙いを定めた軍事戦略を世界的規模で展開していることから「ほかに選択の余地はない」と指摘する。

国際社会は中国が核兵器開発を行っていると考えているが、その正確な実態はつかんでいない。スウェーデンのストックホルム国際平和研究所の資料によると、中国は昨年1月の時点で核弾頭を約250発所有しているという。米国にはるかに及ばない数だが、米中露仏英の5カ国のなかで唯一、増加傾向にある。多くの専門家は、中国は今後5年ほどで核弾頭数を少なくとも600発まで増やすと予想しており、英仏を抜き、米露に続く世界3位の核大国になる可能性が高い。(翻訳・編集/本郷)

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