英学者が「始皇帝の兵馬俑、古代ギリシャ彫刻からインスピレーション」と指摘―英紙

Record China    2014年2月4日(火) 13時35分

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3日、英紙のデイリー・メールは、中国の世界遺産・秦の始皇帝の兵馬俑(へいばよう)は古代ギリシャ彫刻からインスピレーションを得て造られたとする学者の説を紹介した。写真は兵馬俑。

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2014年2月3日、英紙デイリー・メールは、中国の世界遺産・秦の始皇帝の兵馬俑(へいばよう)は古代ギリシャ彫刻からインスピレーションを得て造られたとする学者の説を紹介した。新華網が伝えた。

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ロンドン大学東洋アフリカ研究学院のニッコール教授は、中国・陝西省西安市の秦の始皇帝陵に副葬された兵馬俑が、古代ギリシャ文明との接触で生まれた産物だと主張。最近、翻訳された古代ギリシャの文献を引用し、「兵馬俑が古代ギリシャ彫刻12体を原型として造られた」と証明する部分があるとした。

ニッコール教授は「始皇帝以前の中国に、等身大の彫像は存在しない」との理由から、「兵馬俑はアレキサンダー大王時代の影響を受けている」と指摘した。前述の文献に出てくる古代ギリシャの彫像には約11.5メートルの巨大なものがあり、これに衝撃を受けた始皇帝は同じものを青銅で造らせたという。だが、この銅像は始皇帝の死後にすべて破壊され、現存していない。(翻訳・編集/本郷)

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