2020年8月18日、韓国がフィルターでも「脱日本」宣言をした。

韓国・ニュース1は光復節（8月15日、日本からの解放記念日）75周年を記念し、素材・部品・装備の「脱日本」および「国産化」に向け尽力した企業SYNOPEXへのインタビューを行なった。インタビューで同社のソク・ユミン研究所長は「加圧式中空糸メンブレンフィルター」の高度化に成功したと明かしている。

このフィルターは、繊維の中央にある水の粒子だけが通過できるほどの小さな穴が開いたストロー（中空糸）に圧力をかけてろ過する膜（メンブレン）を持ち、微細なものまでろ過することができる。これまでは日本企業が独占しており、記事は「もし日本政府がフッ化水素ではなくこのフィルターの対韓国輸出を規制していたら、半導体、ディスプレイ、精密化学の生産ラインに悪影響を及ぼした可能性が高い」と指摘し、「製造工程には超純水が必要であるため」と説明している。

同社は、昨年に日本政府が半導体素材の対韓国輸出管理を強化したことを機に、このフィルターを世界最高レベルに高度化して日本依存を脱するという目標を立て、努力を続けてきたという。

また、ソク研究所長は今回完成したフィルターが実際の産業現場で積極的に使われるよう、韓国政府と企業の関心と支援を強く求めたという。

これを受け、韓国のネット上は「こういう人こそ真の愛国者。かっこいい。ありがとうございます」「国産最高！」「脱日本応援します」「これぞ韓国の底力」など歓喜に沸いている。（翻訳・編集/松村）