スーパーで万引き疑われ制止された高齢者が突然死亡、遺族が賠償請求もネットユーザーはスーパーを支持―中国

Record China    2020年8月21日(金) 23時40分

拡大

中国江蘇省のスーパーマーケットで未会計の卵を持ち去ろうとした疑いで店員に止められた高齢者が突然倒れ、死亡する事件があった。

中国江蘇省のスーパーマーケットで未会計の卵を持ち去ろうとした疑いで店員に止められた高齢者が突然倒れ、死亡する事件があった。19日付で観察者網が伝えた。

記事によると、先日同省南通市のスーパーで会計を済ませた高齢者について、店員が「ズボンのポケットに未会計の卵が入っている」と呼び止め、ポケットを検査しようとしたところ高齢者はこれを拒否。しばらく押し問答を繰り返した後に高齢者が突然倒れ、緊急搬送されたものの死亡した。

高齢者の遺族は、スーパーの店員の行動が本人を死に至らしめたとして、スーパーに賠償金38万元(約570万円)の支払いを求める訴訟を起こした。これに対してスーパー側は「高齢者のポケットには確かに未会計の卵が入っていた。それに、店員は暴力的な行動はしていない」として責任はないとの主張をしている。

記事は、この件についてネット上で議論が繰り広げられており、大多数のネットユーザーがスーパー側に落ち度はなく、遺族の賠償請求は不条理だとの見方を示していると伝えた。一部には「すぐに警察に通報すべきだった」など、スーパー側にも過失があるとの認識を示すユーザーも見られたものの、「その数は少数だった」と紹介している。

また、あるユーザーからは、高齢者が故意に卵をポケットに突っ込んだのか、単に会計時に出すのを忘れていたのかについて軽々しく結論を出すべきではないとした上で、「それでもスーパーの対応は合理的かつ適切であり、過失はない。賠償請求には反対する」との意見も出たと伝えた。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携