食卓不安、豚肉の高騰続く―国家統計

2007年5月27日の報道によると、中国全土で豚肉価格が高騰していることについて、商務部は5月の20日間で36都市の豚肉の平均卸値がキロ当たり29元(約435円)に上昇し、昨年同期より8．8元（約132円）上がったと発表した。市場の状況によっては国家の備蓄肉を放出する可能性もあるとみられる。

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一方、農業部は豚肉の生産統計について発表した。今年第1四半期の豚肉出荷量は2億3000万頭、昨年同期に比べ2．5％増加、豚肉の生産量は3％増の1773万4000トンだった。しかし飼育頭数は0．3％減少の4億6700万頭で、今後の供給に影響が出るだろうと見ている。***

高騰については、昨年末より飼料であるトウモロコシが値上がりし続けており、昨年同期より16％も上昇、1頭あたりのコストが50元（約750円）上がったことや、昨年前半に豚肉が値崩れしたため、農家が頭数を控えたことが原因だという。豚は出荷までに飼育期間が1年は必要なので、今後また農家が頭数を増やしても市場価格に反映してくるまでに時間がかかるだろうということだ。（翻訳・編集/WF）