Record China 2020年8月26日(水) 16時20分
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中国紙・環球時報は25日、中国企業によるカンボジアでのリゾート開発プロジェクトをフィリピン紙が「軍事基地建設」と報じた問題を取り上げ、「またデマが流された」と指摘した。写真はカンボジア。
中国紙・環球時報は25日、中国企業によるカンボジア・コッコン州でのリゾート開発プロジェクトをフィリピン紙が「軍事基地建設」と報じた問題を取り上げ、「またデマが流された」と指摘した。
記事が「デマ」と指摘したのはマニラ・タイムズの24日の報道。マニラ・タイムズは「カンボジアで工事が進むリゾート開発プロジェクトは『中国の軍事総合基地』とみなされている」と報じ、中国企業が建設する空港や港湾について「表面上はリゾート向けだが、依然として人々の疑念を呼んでいる。なぜならこれら施設は軍用とできるからだ」としたという。
記事によると、同プロジェクトは敷地面積が360平方キロに及び、ホテルやリゾート村などの他、国際空港やクルーザー、コンテナ船など向けの埠頭(ふとう)が整備される。現地メディアは「カンボジア初の大型海浜観光事業と称されるプロジェクト。世界最大のリゾート地の一つになると見込まれる」と報じるが、米メディアは昨年、「カンボジアが北京の軍事基地になるという人々の懸念を引き起こしている」と伝えていた。
記事は同国のフン・セン首相が今年6月、この開発エリアおよび付近にある海軍基地での中国軍常駐を否定し、民用として供される港湾、空港は世界の輸送ハブになると表明したことに言及。「憲法はカンボジアの領土に外国の軍事基地を建設することを認めていない」との指摘があったことも伝えた。(翻訳・編集/野谷)
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