新たながん患者、中国が最多、世界の2割占める―香港紙

Record China    2014年2月12日(水) 6時0分

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7日、WHOの報告書でがん患者が世界的に増えており、とりわけ中国で増加が著しいことが指摘されている。写真は健康を祈る人が多い中国のお寺。

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2014年2月7日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、新たながん患者とがんによる死亡者の数が2012年に大幅に増加したと世界保健機関(WHO)が発表した。とりわけ中国で増加が著しく、肝臓がんと食道がん、胃がん、肺がんの4大悪性腫瘍で中国は新たな患者と死亡者の数が最も多い。8日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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WHOが発表した最新の「世界がん報告書」によると、中国で新たにがんと診断された病例は307万例で、世界全体の21.8%を占める。また、がんによる死亡者の数は220万人で、世界全体のがんによる死亡者に占める割合は26.9%。

国際がん研究機関(IARC)によると、世界的に見ると現在最も発病率の高いがんは肺がんで、2012年に新たに増えた肺がん患者は180万人、死亡者は159万人で、そのうち3分の1以上が中国で発生している。

北京首都医科大学肺がん診療センターの主任医師は、喫煙や長期的に大気汚染に晒されていること、工場での作業が肺がんリスクを高める主因になっていると指摘。肺がんと食道がん、胃がんは中国人が最もかかりやすい3大がんとなっており、「がんは治療できない」といった誤った認識を改め、早期の発見と治療のための知識伝達が不可欠だと話している。(翻訳・編集/岡田)

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