2014年2月9日、中国の人気女優スン・リー（孫儷）が、第2子の妊娠を発表。一人っ子政策に反するこの発表に、高額罰金を懸念する声も聞かれている。中国新聞網が伝えた。

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映画「SPIRIT」や、ドラマ「宮廷の諍（いさか）い女」などで知られる女優スン・リー。2010年に若手人気俳優ダン・チャオ（●超）（●＝「登」におおざと）と結婚し、2011年に長男を出産した。昨年秋ごろから第2子妊娠が噂されていたが、今月8日に自身のミニブログに家族写真を掲載し妊娠を発表。ダン・チャオの35歳の誕生日を祝う形で発表されたもので、スン・リーのお腹は7カ月目くらいと見られるほどの大きさになっている。

中国では一人っ子政策「計画生育政策」が1979年から施行されている。これに違反したことが明らかになり、中国映画界の巨匠チャン・イーモウ（張芸謀）監督が、748万元（約1億3000万円）という巨額罰金を支払ったことが、大きな社会問題になったばかり。今年から、夫婦の片方が一人っ子である場合、第2子を産むことができる「単独二胎」がスタートしたが、目下のところ施行されているのは浙江省と安徽省のみ。2人の出身地はこの2省と違うため、「次の巨額罰金の被害者だ」とネットユーザーも大きな関心を寄せている。また、「すでに香港籍を取得して、対象外になっているのでは？」との見方もされている。（翻訳・編集/Mathilda）