米中は地域の安全を共有、中国は脅威をもたらす国ではない=日中間の早期対話促す―在日米軍司令官

Record China    2014年2月10日(月) 15時52分

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10日、アンジェレラ在日米軍司令官は日本記者クラブで記者会見し、「中国は脅威をもたらす国ではなく、我々と地域の安全を共有、責任の一端を担うことが可能だ」と述べた。写真は米軍のF−16戦闘機。

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2014年2月10日、サルバトーレ・アンジェレラ在日米軍司令官は日本記者クラブで記者会見し、中国が東シナ海に設定した航空識別圏について、「現状を無理やりに強い力で変えようとするのは認められない」と指摘しながらも、「中国は脅威をもたらす国ではなく、我々と地域の安全を共有、責任の一端を担うことが可能だ」と述べた。さらに「米国は中国とは常に対話しており、日本と中国ができるだけ胸きんを開いて対話できる時が来ることを望んでいる」と強調、日中が早期に対話のテーブルに着くよう求めた。発言要旨は次の通り。

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中国が東シナ海に設定した航空識別圏をめぐり、米国内には様々な議論があるが、米国が特に新しく認識するものではなく、米軍の運用は今までと変わっていない。現状を無理やりに強い力で変えようとするのは認められない。自衛隊との共同運用も、これまでと変わりはなく行っている。

米太平洋軍のロックリア司令官と先日話したばかりだが、中国は脅威をもたらす国ではなく、我々と地域の安全を共有、責任の一端を担うことが可能だ。米国は中国とは常に対話しており、日本と中国ができるだけ胸きんを開いて対話できる時が来ることを望んでいる。

(日中が軍事衝突する可能性について)海でも空でもすべて国際法に則って行動することが重要である。これを守っていれば安全が脅かされることはない。万が一起きたら、第一に安全を確保するとともに、関係する人員の救援に当たることが最も重要だ。関係国の迅速かつ専門的な動きにより事態のそれ以上の拡大を防げる。米日間には強固で安定的な同盟関係があり、日本自衛隊の迅速で専門的な活動を信頼している。

(中国軍が尖閣諸島に上陸した場合の対応について)現状を力で変えようとするのは非常に危険であり、中国にそうした行動を取らないよう求めている。(取材・編集/HY)

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