中国お年玉事情、平均額は約8万3000円に=34万円もらう子も―中国メディア

Record China    2014年2月11日(火) 21時40分

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10日、中国では旧正月に子供たちにお年玉を配る伝統的な習慣があり、子供たちを祟りから守る意味がある。写真は中国のお年玉。

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2014年2月10日、中国では春節(旧正月)に子供たちにお年玉(圧年銭)を配る伝統的な習慣があり、子供たちを祟りから守る意味がある。経済状況の改善に伴い、お年玉の持つ伝統的な意味合いが形を変えつつある。大人たちはメンツのためにお年玉を配り、子供たちもお年玉の額を比べ合うようになった。記者がこのほど、北京市の90人の子供(10−13歳)を取材したところ、今年のお年玉の平均額は前年比5%増の4867元(約8万3000円)に達した。そのうち最もお年玉の多かった子供は2万元(約34万円)、最も少なかった子供は0元だった。新京報が伝えた。

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◆平均4867元

お年玉のアンケート調査の結果によると、この90人の子供は春節に計43万8000元(約740万円)のお年玉をもらい、平均4867元に達した。そのうち過半数の子供のもらったお年玉は、1000−5000元(約1万7000―8万4000円)となった。

アンケートに回答した高(ガオ)さん(中学1年生の女子)は、「毎年もらうお年玉の額は安定していて、いつも親戚からもらう。祖父母からはたくさんもらい、1000元に達する。両親の代は500元(約8400円)で、毎年4000元(約7万6000円)前後になる」と語った。

1万元(約17万円)を超えた子供は8人いた。そのうち最も多かった子供は2万元(計3人)で、そのうちの一人はビジネスマンの家庭、二人は公務員の家庭だった。

◆公務員の家庭、お年玉の平均額が最高

90人のうち、両親の職業が公務員の子供は、お年玉の平均額が最高だった。18人の子供は計10万4100元(約17万6000円)のお年玉をもらい、平均で5783元(約9万7600円)に達し、全体の平均水準を上回った。昨年と比べ、公務員の家庭のお年玉平均額は4%増となった。

今年合計4000元のお年玉をもらったある子供は、「今年もらったお年玉のうち最高額は、父の同僚からもらった2000元(約3万4000円)だ。ほぼ毎年父の同僚が新年の挨拶に来て、多くのお年玉をくれる。ただ私はこれをちょっと触るだけで、すぐ両親に渡してしまう」と述べた。

お年玉の平均額が最も低かったのは労働者の家庭の子供(計6人)で、3833元(約6万5000円)に留まった。

◆お年玉を自己管理できる子供は5%のみ

調査のうち、61%の子供は「学校の教師と保護者は、お金を管理する知識を教えてくれたことがない」と回答した。

自分のお年玉に「絶対的使用権」を持つ子供は5%のみで、両親に直接渡してしまう、もしくは両親の口座に振り込まれてしまう比率は76%に達した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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