2014年2月10日、米華字紙・世界日報は、ソチ五輪開幕式に出席した中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席と日本の安倍晋三首相がロシアに対する外交戦を展開していることについて、「ロシアは中国に肩入れすることはない」と指摘した。

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海外メディアや専門家らは、中国の外交戦略を「ロシアと連携し、韓国とむつみ合い、日本に対抗するものだ」とした上で、「中露が連携してアジアのリバランスを掲げる米国に対抗する可能性もある」と指摘している。

記事では、こうした論調について、「米のリバランス戦略の対象は中国であり、ロシアではない。ロシアは20年ぶりに世界の舞台に返り咲こうとしているため、ワシントンに敵対する意図はない」と否定した。

記事ではまた、「米国がロシアを敵国と見なさない限り、ロシアが中国と同盟を結ぶ必要性はない」とした上で、各国と等距離を保った外交戦略を取ることがロシアの利益につながると指摘した。（翻訳・編集/NY）