トヨタが撤退、豪州の自動車製造業にピリオド―中国紙

Record China    2014年2月11日(火) 22時16分

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10日、トヨタ自動車は2017年末までにオーストラリアでの自動車・エンジンの生産を中止すると発表した。オーストラリアは最後の自動車メーカーを失うことになり、同国の自動車製造業にピリオドが打たれる可能性がある。写真はトヨタ車。

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2014年2月11日、人民日報によると、トヨタ自動車は10日、2017年末までにオーストラリアでの自動車・エンジンの生産を中止すると発表した。オーストラリアは最後の自動車メーカーを失うことになり、同国の自動車製造業にピリオドが打たれる可能性がある。

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トヨタは1963年にオーストラリアに工場を建設した。トヨタの2013年のオーストラリアにおける自動車生産台数は10万6000台に達し、2012年より4.8%増加した。今回の撤退により、オーストラリアの約2500人が職を失うことになる。オーストラリアの製造業は数年にわたり低迷を続けている。

フォードは2013年5月、2016年にオーストラリアの2軒の工場を閉鎖し、現地での自動車生産を中止すると発表した。ゼネラル・モーターズ(GM)も同年12月、2017年にオーストラリアでの自動車生産を中止すると発表した。オーストラリアの自動車製造業も、国産ブランドのホールデンに別れを告げようとしている。

フォードとGMがオーストラリアの生産中止を発表すると、トニー・アボット首相は「トヨタの自動車工場がオーストラリアに留まることを願う」と呼びかけた。しかし豊田章男社長は10日、「オーストラリア撤退は苦しい決定。激化する市場競争、豪ドル高、オーストラリアの自動車製造規模の縮小の流れといった不利な要素がオーストラリア撤退を決めた主因だ」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)

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