Record China 2014年2月13日(木) 6時10分
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10日、ソニー没落の原因は「過去の栄光への固執」と「短期的な利益の追求」にあると韓国紙が報じた。スマートフォンに注力するという今後の戦略も賢い選択とは言えないとしている。写真はソニーの看板。
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2014年2月10日、韓国紙・朝鮮日報の中国語サイトは、ソニーの没落の原因について分析した記事を掲載した。以下はその概要。
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ソニー没落の原因は「過去の栄光に固執した」ことにある。1968年に世界初のトリニトロン方式によるブラウン管テレビで世界の市場構図を一変させ、1996年には平面ブラウン管を誕生させたが、こうした成功がかえって同社の成長の足かせになった。ベータ規格やミニディスクでも同様で、世界的な流れから孤立した。
1995年にCEOに就任した井出伸之氏は“ソニー再興”を宣言し、会社を25社に分割化するなどグローバル化を進めたことが、短期的な利益を追求しているととらえられ、エンジニアの大量離職を招いた。2005年にCEOに就任したストリンガー氏もエンジニアと折り合いがつかず、成長が期待できる製品を生み出すには至らなかった。
2012年にCEOに就任した平井一夫氏は6日「今後はスマートフォンとタブレットに注力する」ことを明らかにしたが、米アップルや韓国サムスンと比べるとソニーのスマートフォン事業はスタートから出遅れており、世界市場でのシェアは3.5%の7位にとどまっている上、中国企業の追い上げもある。
記事は最後に、専門家の「ソニーは技術開発という本来のDNAを失ってしまった。スマートフォン市場は今後、成長が鈍ることが予想され、スマートフォンで勝負するソニーの決断は賢いとは言えない」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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