独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは1日、YouTube上に投稿された、中国のある場所で撮影された新型コロナウイルスの感染の有無を調べる集中PCR検査について伝えた。

動画では、口の奥から採取した検体を5人分まとめて一つの管に入れている検査担当者に対し、検査方法の正確さに疑問を示す男性の声が収められている。

記事は、動画の投稿者がコメント欄に、「こうした検査方法が正しいかどうか分からない。医師の方のコメント求む」と書き込むと、「問題ない」との反応が多く、「5人1組で、1組につき検査は1回だけ。問題のある組は5人再検査。多くの場所でこのやり方。効率が良い」「5人で一つの検出キットを使うため、キットを節約できるし速い」などのコメントが寄せられていると伝えた。

記事は、「PCR検査で複数の人の検体を混ぜてまとめて検査する手法は、低リスクのグループに対するスクリーニングの方法として、現在多くの国で採用されている」とし、中国の武漢市で5月から6月にかけて約990万人の集中PCR検査が行われた際にも、一部でこの混合方式が採用されたと伝えている。（翻訳・編集/柳川）