貧しい農民に最低生活保障制度がスタート―中国

Record China    2007年5月28日(月) 21時48分

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甘粛省で証明書を受け取り、笑顔を見せる老人。中国の農村部では経済状況が非常に厳しく、懸命に働いているのに貧しい生活を強いられている家庭も少なくない。2006年、中国はそうした貧困家庭を援助するための法の施行に力を入れた。

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2007年5月24日、新華社通信は、2006年の末までに、甘粛省、青海省、チベット自治区など中国23の省と自治区で、「農村最低生活保障制度」が成立、施行され、全国の2133の市で1593.1万人、777.2万戸が保障制度の適用を受けたと伝えた。

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これは、23日に公表された「2006年民政事業発展統計報告」の内容に基づいている。この統計報告が明らかにしたところによると、2006年の1年間、中国は「農村最低生活保障制度」の施行に力をいれ、それにより「農村5保供養制度」(労働力を喪失した身寄りのない老人、孤児、寡婦、身体障害者に対して、医療、食料、薪炭、教育、葬儀の5つを保障するというもの)の施行率は、かなりの割合で向上した。***

報告はさらに、この「農村最低生活保障制度」がまだ成立していない地域でも、国は“特困戸”(経済的に特に窮乏している家庭)を対象にした援助制度を実施していると述べ、その制度により、2006年度中、325.8万戸、775.8万人が援助金を受け、“特困戸”は前年に比べ減少した、と伝えた。(翻訳/編集・BA)

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