娘に幸せな結婚を。親の願いが込められた貴重な文書発見―海南省瓊海市

Record China    2007年5月28日(月) 22時22分

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2007年5月27日。封建時代の中国で、「定命」の文字通り、女の子の一生を決めていた証書が発見された。赤は中国で、祝い事に用いられる色。この文書には、幼い女の子の将来の結婚相手が記されている。

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2007年5月27日。海南省瓊海(ギョウカイ)市の一軒の家で、1942年に書かれた「定命」と呼ばれた手書きの証書が発見され、撮影・公開された。

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この「定命」証書は、65年の時を経て、中国の封建時代の習慣を現代の人々に伝えている。専門家によれば、これほど古い手書き文書がここまで質の良い状態で発見されるのは、海南省としては初めてのことだという。***

この「定命」証書というのは、改革前の中国で行われていた習慣と関係がある。当時の結婚は親によって決められることがほとんどで、家庭に女の子が生まれると、その子が3歳から6歳までのあいだに、親が結婚相手を決め、そのことを念書にしたためていた。

それが「定命」と呼ばれており、女の子は16歳になるとその「定命」にしたがって、決められた相手の家に嫁いでいく。中国で、赤は結婚などの祝い事のときに用いられる色。今回公開された「定命」証書は、当時の結婚にまつわる習慣をはっきりと物語る貴重な資料となった。(翻訳/編集・BA)

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