Record China 2014年2月19日(水) 7時50分
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17日、ソチ冬期五輪期間中、試合前の公式練習を行う浅田真央を取材しようと、80人を超える日韓メディアの記者が取り囲んだ。恐らく、ここまで国内外から注目を集める選手は、日本スケート界の「女王」である浅田真央だけであろう。
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2013年2月17日、ソチ冬期五輪期間中、試合前の公式練習を行う浅田真央を取材しようと、80人を超える日韓メディアの記者が取り囲んだ。恐らく、ここまで国内外から注目を集める選手は、日本スケート界の「女王」である浅田真央だけであろう。中国新聞網が伝えた。
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浅田真央は練習後、表情をまったく変えないまま、まっすぐに休憩室へと向かい、母国日本の記者に対してさえも一言のコメントも発しなかった。
日本の記者によると、浅田真央のこのような態度は、自分に対する高い注目度から距離を置き、影響を受けないようにするためだという。しかし、数日前のフィギュアスケート団体でジャンプを失敗した浅田真央は多くのメディアから批判や質問を受けたため、このような冷淡な対応をしている、という見方を示す人もいた。
一方、前冬季五輪金メダリストである韓国のキム・ヨナは、ライバルの浅田真央とは違って笑顔でメディアを迎えたが、一言もコメントを発していないという点では二人とも同様だ。決戦を直前にして、恐らく2人は平常心を保つことが何よりも重要であることをよく理解しているのだろう。
ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子の優勝候補として、浅田真央とキム・ヨナはこれまでずっとメディアに騒がれ、追い回され続けてきた。リンク内の試合内容だけでなく、リンク外の広告の話題からゴシップ記事にいたるまで、すべてが人々の注目する話題となった。
実際、2人がスケートリンクで始めて遭遇したその日から、浅田真央とキム・ヨナの名前は常に並べられて語られてきた。どちらが真の氷上の女王なのか?という「一生のライバル」論争はいまだに途絶えることはない。
あるメディアは、「2人は共に1990年9月生まれで、身長もほぼ同じ、同様に美しい顔立ちを持ち、現在のフィギュアスケート界を代表するトップスケーター。あまりにも似たところが多すぎる」と報じた。それぞれ世界選手権で優勝し、北米で長期間トレーニングを積み、同様に毎回相手を下した末に優勝を飾っている。唯一異なるのは、バンクーバー五輪で、表彰台のトップに立ったのはキム・ヨナであり、浅田真央はその際に2位だったということだけだ。
4年後、2人は再び歴史の舞台の中央に立っている。二人に関する報道がヒートアップするのも当然のことだ。
数日前に、米国CNNの公式サイトでも「キム・ヨナと浅田真央によるソチを舞台にした最後の世紀の戦い」と題した記事がアップされた。記事の内容は、少女時代から始まってずっとライバル関係だった二人が同時にソチ五輪後に現役引退の可能性を示唆していることで、今回の戦いは「より重要な意味を持つ」と指摘している。
そのため、多くのメディアがさまざまな角度から2人の試合前の状態を分析し始めており、その結果が「冷ややかな表情と笑顔」となった。ある外国メディアによると、キム・ヨナの3−3回転ジャンプは現在世界において最も難度の高い動作で、芸術的表現や審査員の印象においても、若干浅田真央を上回っているという。一方、日本のメディアによると、浅田真央はトリプルアクセルを跳び、柔軟性と技術力を備えている。また、キム・ヨナはソチ五輪前に国際大会にまったく参加していないことから、実際のコンディションがどのような状態なのかまったくの未知数であるほか、五輪2連覇という巨大なプレッシャーがかかることを指摘している。
「バンクーバー五輪では演技の間中、ずっと緊張していた。でも、今回は2回目の五輪ということもあり、五輪にいるということがあまり感じられない。幸運にもこの大舞台に戻ってこれたので、欲しいメダルを獲得したい」。これは浅田真央がソチで初めて受けたインタビューで答えた心の声だ。
一方、キム・ヨナはできるだけ二人のライバル関係についての話題から距離を置こうとして、「浅田真央の存在は私のキャリアにとって非常に重要だ。私たちはいつも互いに試合で当たりたくないと願ってきた。しかし、同時に浅田真央の存在がいつも私にモチベーションと刺激を与えてくれている」と答えている。
19日、20日にアイスベルク・パレスで行われるフィギュアスケート女子決戦で、最後に氷上の女王に輝くのは、いったいどちらになるのだろうか?(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)
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