日本でアップルウオッチを落とした際の出来事をつづった投稿に、中国で反響が寄せられている。

フェニックステレビ（鳳凰衛視）東京駐在記者の李●（リー・ミャオ、●は水3つ）氏は10日、中国のSNS・微博（ウェイボー）アカウントで「うっかりアップルウオッチを落としてしまい、GPSを確認したら警察署の近くだった。早朝に電話をして聞いたら、やはり心優しい人が拾って警察に届けてくれていた」と報告した。

そして、「拾った場所から警察署までは歩いて5～6分かかる距離だった。心優しい人は名前も電話番号も残していかなかったそうだ。私は『どのくらいの年齢の方ですか？男性ですか女性ですか？』と尋ねたが、警察官は『お伝えすることはできません』と言った」とつづった。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「日本は小さな礼儀だけはよくできる国だ」などと揶揄（やゆ）するコメントも寄せられたが、「良かったね」「ネコババしないのが素晴らしい」「国民の素養No．1」「中国国内ならたぶん見つからないだろう」「人民の素養は50年違う」「私たちはいつこのような文明にたどり着けるのか」といった声が多く上がった。

また、「日本に行って1カ月の息子がスマホをなくした。その時も、警察署で見つかったよ」「日本でICカードを落としたけど同じように優しい人が届けてくれた。もちろん中の金額はそのまま。この点は、この民族は素晴らしいと思う」「小樽から札幌に戻る時のこと。電車を降りようとした際にスマホを座席に忘れた。そうしたら気付いた女性が私を呼び止めて走って渡しに来てくれた。感動した」との体験談も寄せられた。（翻訳・編集/北田）