Record China 2020年12月22日(火) 10時40分
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四川省内の裁判所が、本来ならば夫と妻の出席が必要であるのに、別の女性を妻本人と誤認して離婚手続きを完了させた。「マスクのせいで分からなかった」という。
中国メディアの新快報は19日、離婚調停の場に妻以外の女性を裁判所に連れてきて手続きを完了させた男性がいたと報じた。裁判所側は落ち度を認めた上で「マスクをしていたせいで分からなかった」などと説明したという。
四川省達州市大竹県の県裁判所が、調停離婚を申し出た夫婦に対する手続きを進めた。裁判所が作成した「離婚調解書」という離婚の条件などを記載した書類に夫婦二人が署名して母印を押したことで、離婚が成立した。
後になり、自分は離婚手続きに関与していないと「妻」が主張したため、裁判所の紀律検査チームが調査したところ、「妻」の主張は事実と分かった。離婚成立は9月7日だったが、裁判所を訪れて手続きをしたのは別の女性だった。女性は携帯電話に記録していた写真付き身分証明を提示した。女性はマスクをしており、裁判官は女性の顔をきちんと確認しなかった。
紀律検査チームの一員である関係者は「裁判官にミスがあったのは間違いない。仕事に慎重さが欠けていた」「担当した裁判官は職務から外された」と説明した。離婚手続きをするために妻ではない女性を利用した男性と、男性の妻になりすました女性は、身柄を拘束されているという。
同関係者によると、自分の意思とは関係なく離婚手続きをされてしまった女性は、裁判所に対して国家賠償の申請をすることができる。裁判所は12月25日に、離婚についての再審査を行う。(翻訳・編集/如月隼人)
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