Record China 2020年9月24日(木) 17時20分
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24日、韓国・デイリーアンは「韓国大統領府が『K-防疫の英雄』である鄭銀敬疾病管理庁長を持ち上げようとしたが、かえって面目を失った」と報じた。写真は文大統領のツイッター。
2020年9月24日、韓国・デイリーアンは「韓国大統領府が『K-防疫(新型コロナウイルスへの韓国の防疫体制)の英雄』である鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理庁長を持ち上げようとしたが、かえって面目を失った」と報じた。
記事によると、大統領府関係者は23日、鄭庁長が米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたことを発表し、「K-防疫が世界のお手本として認められた」「防疫に関して優れた成果と業績を残した点が選定につながった」などと説明。その上で「韓国人として唯一選ばれた」と強調したという。
また、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は現役の大統領として初めてタイム誌に紹介文を送った。紹介文は「鄭庁長は開放性・透明性・民主制の原則を守り、防疫の最前線で国民と率直に意思疎通を図って防疫を成功させた」などと評価したという。
しかしその後、韓国人からは「パラサイト 半地下の家族」で米アカデミー作品賞と監督賞などを受賞したポン・ジュノ監督も選ばれていたことが知られ、「K-防疫の成功をアピールしたい大統領府の焦りがミスを生んだ」などと波紋を呼んだ。これを受け韓国大統領府は「2日前にタイム誌に確認したところ、鄭庁長が唯一の韓国人だとの回答があった」「リーダー部門では鄭庁長が唯一の韓国人だ。ポン監督がアーティスト部門に含まれたことは大統領府もニュースを見て知った」と釈明したという。
これに韓国のネットユーザーからは「文政権はなぜこんなにもミスが多いのか」「大統領府は見たいものだけを見ているからミスが生じる。今はK-防疫の成果をアピールすることだけに必死だから他のものは目に入らない」「医者、看護師、国民の努力を自分たちの成果にしようとするからこんなことになる」「毎日3桁の感染者が出ているのに防疫成功と言えるの?」などあきれた様子のコメントが寄せられている。
韓国大統領府の「発表ミス」はこれまでにもたびたび物議を醸してきた。2月には新型コロナウイルス対応をめぐり「訪韓中国人の数より訪中韓国人の数が約2倍多いため、中国人の入国を全面的に禁止しても実益がない」と説明したが、統計分析にミスがあったことが発覚。翌日に「出国する韓国人の数は増え、中国から入国する中国人の数は減っているため」と訂正したという。(翻訳・編集/堂本)
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