記録的ヒット時代劇「瓔珞」と「如懿伝」が動画サイトから消える、“宮廷ドラマ”規制が原因か?―中国

Record China    2020年9月29日(火) 11時20分

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2018年に記録的なヒットを飛ばした時代劇ドラマ「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」と「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」が動画サイトから急に姿を消し、ネット上ではさまざまな憶測が流れている。

2018年に記録的なヒットを飛ばした時代劇ドラマ「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」と「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」がこのほど、中国の動画サイトから突然姿を消し、ネット上ではさまざまな憶測が流れている。

「瓔珞」と「如懿伝」は、清朝・乾隆帝の時代とその後宮を舞台にしたドラマ。「瓔珞」は18年7月19日から愛奇芸(iQIYI)で独占配信され、再生回数は150億回を上回り、1日当たりの再生回数が7億回に達する記録も樹立。日本をはじめ世界70カ国・地域で放送・配信されている。「如懿伝」も同年8月20日から騰訊視頻(テンセントビデオ)で独占配信され、同じく大ヒット作品となった。

28日、「瓔珞」と「如懿伝」が相次いでそれぞれの動画サイトから姿を消し、ネットユーザーをざわつかせている。それぞれ作品情報は残っているものの、動画再生のページに進むと、すでに削除されたとの表示が出る。中国メディアの新浪(SINA)や網易(Net Ease)では、それぞれの動画サイトに削除された理由を問い合わせたものの、回答がなかったと報じている。

版権の期限切れを指摘するネットユーザーもいるが、3年以内に切れることは考えられず、しかも2作品がほぼ同時に削除されたのは「おかしい」との声も。昨年7月には国家広播電視総局(広電総局)が六つの方針を掲げ、後宮を舞台にした宮廷ドラマや抗日ドラマ、海外ドラマのリメーク作品に対する制限を打ち出した。この制限が影響しているのではないかとの声も上がっている。(Mathilda

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