Record China 2020年9月30日(水) 11時40分
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時代劇ドラマ「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」と「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」が相次ぎ動画サイトから姿を消したことで、別の宮廷ドラマも削除されていくのではないかとネットユーザーも注視している。
2018年にヒットした時代劇ドラマ「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」と「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」が相次いで動画サイトから姿を消したことで、さらに別の宮廷ドラマも削除されていくのではないかとネットユーザーも注視している。
日本でも人気となった「瓔珞」と「如懿伝」はいずれも、清朝・乾隆帝の後宮を舞台にした作品。18年夏にそれぞれ、愛奇芸(iQIYI)と騰訊視頻(テンセントビデオ)で独占配信され、社会現象化するヒット作となった。しかし28日、この2作品が相次いで配信先から削除される事態が起こった。
10月1日の国慶節(建国記念日)を目前に削除されたことから、ネットユーザーの間では、国家広播電視総局(広電総局)の指示だとする声が上がっている。同局は昨年7月、宮廷ドラマを規制する六つの方針を示しているが、これ以外にも同局が過去に公表してきた規制に、「瓔珞」と「如懿伝」が当てはまっているからだという見方が多い。制作コストの回収や、より多くの広告を挟む目的の話数増加を制限する「限長令」をはじめ、特に「如懿伝」ではキャストの出演料が制作費の40%を超えたことも、改めて“違反”対象になったと見られている。
なお、広電総局では11年から、皇妃たちが愛されることを競うバトルを描く宮廷ドラマに対し、たびたび規制を行ってきた。テレビのゴールデンタイムから外したり、各局に対し年間の放送本数の制限も行い、昨年初めには「瓔珞」と「如懿伝」のテレビ放送が急きょ中止される事態も発生している。
ネット上ではこの2作品だけでなく、同じく後宮を舞台にした大ヒット作「宮廷の諍(いさか)い女」などの宮廷ドラマが、次々と姿を消すのではないかと危惧する声も。中国のある有名脚本家は29日、中国版ツイッター上で、「過度で極端で、あまりに娯楽化された後宮バトルは排除すべきだが、宮廷を舞台にした時代劇作品の全てが対象となってはならない」と書き込み、急に始まった措置に反感を示している。(Mathilda)
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