2014年2月24日、米誌ビジネスウィークは「中国人男性の虚栄心が男性化粧品の販売量を押し上げる」と題した記事を掲載した。26日付で環球時報が伝えた。

【その他の写真】

容姿は仕事や婚活で重要な役割を果たす。このことが中国の化粧品産業の販売総額を220億ドル（約2兆2500億円）にまで押し上げた。自分を美しく見せたいと願うのは、今や女性だけではない。市場調査会社カンター・ワールドパネル・コムテックによると、中国の大都市に住む男性の73％が、「良い外見は女性との交際や仕事の成功に不可欠だ」と考えている。

クレンジングミルクやシャンプー、消臭スプレーといった男性化粧品の昨年1年間の販売額は前年比で7％の伸びを示し、中国市場での増加幅も5％となった。大都市では多くの男性が1日に2．5種類の美容商品を使っている計算だが、これは東アジアで最も多い数字だ。

総額130億ドル（約1兆3300億円）の中国のスキンケア商品市場で、男性用のスキンケア商品はわずか5％ほど。しかし、理想を抱えながらも不安感も抱いている中国人男性に、企業側がもっと関心を寄せるならば、「この数字は急速に上昇する」と、アナリストは予想している。（翻訳・編集/本郷）