Record China 2020年10月12日(月) 9時0分
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中国紙・環球時報は9日、英紙ガーディアンが中国の「豚肉の奇跡」の背後にある科学技術力について紹介する記事を掲載したことを報じた。
環球時報によると、記事は「中国は世界最大の豚肉生産国であり、近年、日に日に高まる需要に応えるために生産量を増やすことができたことは、『中国の豚肉の奇跡』とも呼ばれている」と紹介。全国の生産量の約3分の2を占める大型企業は、コスト削減と魔法のような技術によって「豚肉の奇跡」をサポートする決意だと伝えた。
この「豚肉の奇跡」について記事は、「工業化された養豚システムで人とブタとの接触がほとんどない」と説明。「閉回路テレビで監視を行っており、田園風景の広がる田舎ではなく、まるでスマートフォン工場のようになっている」という。このシステムにより、何らかの病気にかかっていないか注意深く観察しているとのことだ。
また記事は、ブタは体が弱く、水供給の小さな変化だけでもストレスを感じて病気になりやすくなると指摘。工業化した養豚システムでは、人が接触する必要のある場合には防護服とマスクを着用してから入る必要があり、「まるで半導体工場の作業員のようで、伝統的な農民には見えない」と伝えた。
こうした大型の養豚場では閉回路テレビのほかセンサーも設置しているが、数千、数万頭のブタをどのように管理しているのだろうか?
記事は、アリババクラウドは人工知能(AI)を利用したデータ整理法を提供していると紹介。ブタにQRコードのようなラベルを付け、これらのデータを特定のAIモデルに入力することで、映像、温度、音声のセンサーによりリアルタイムでブタの状況を観察できると説明した。こうした方法で、発熱や病気の兆候、ブタ同士でかみ合うなどの突発的な状況を観察しているという。(翻訳・編集/山中)
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